どこかで拾ってきた、アタリマエなことを、自分なりに考えてみる場所。
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プロフィール
HN:
ゴガツ
性別:
非公開
職業:
家守
自己紹介:
P R
友人・Kに「面白そうだから観ようよ!」と誘われ、
映画「イタリアは呼んでいる」を観てきた。
「イタリアは呼んでいる」公式HP
……デジャヴを覚える書き出しだけどホントのことだから仕方がないね!
本編のストーリーに事細かく触れてはしてないけど、
映画全体の雰囲気や内容について触れているので折りたたみます。
この映画にネタバレもクソもないけど
映画「イタリアは呼んでいる」を観てきた。
「イタリアは呼んでいる」公式HP
……デジャヴを覚える書き出しだけどホントのことだから仕方がないね!
本編のストーリーに事細かく触れてはしてないけど、
映画全体の雰囲気や内容について触れているので折りたたみます。
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友人・Kに「面白そうだから観ようよ!」と誘われ、
「屋根裏」5月17日夜の公演に行ってきた。
平成27年度天プラ・ホールセレクション「屋根裏」
以下、重要な演出や本編のネタバレ等には一切触れてないけど
ほんのり内容に触れているので折りたたみ。
「屋根裏」5月17日夜の公演に行ってきた。
平成27年度天プラ・ホールセレクション「屋根裏」
以下、重要な演出や本編のネタバレ等には一切触れてないけど
ほんのり内容に触れているので折りたたみ。
剣客商売 (新潮文庫―剣客商売) 池波 正太郎
頻繁に使われる「」や改行、チート級でモテモテ主人公。
ご高名はかねがね伺っていた池波正太郎とのファースト・コンタクトの第一印象は、
「これは“ラノベ”だ!」 でした。
挿絵入れて(もちろん三冬さん中心でね!)、ちょっと難しい専門用語には注釈つけて、 今風の装丁にして売り出したら、最近のボーイズ&ガールズにも受け入れられると思う。
若者世代へ時代小説の普及を担う、かもしれない。 閑話休題。
どの世代にも受け入れられる感情移入のし易いガイドキャラクターは不在である。慣れるまでは少し戸惑った。
それで『剣客商売』の面白さが失われたわけではないが、 視点の置所を探しているうちに、喉に小骨が引っかかったよまま終わってしまった印象の話もある。
主人公の小兵衛はいくら若々しいとはいえども、齢50の老人だ。
核家族で育った私からすれば、遠い存在である。「どのような考えで行動するのか、よくわからない存在」なのだなと認識した。
年代が近い三冬さんの内側は、女性ウケしやすいものではなく、
新妻のおはるさんも同様。熱い思慕に身を任せている同性ほど近寄りがたいものはない。
主人公たちの中では大治郎が一番視点の置所としやすいのだが、 残念ながらこの巻では途中で旅に出てしまったため、出番は少なかった。
私とは違う人が読めばまた第一印象も変わるだろう。
恐らくだが、小兵衛に近しければ近しい程面白いのではないだろうか。
「男性向け」という表現は、こういうときに使えばいいのかもしれない。
好きなエピソードは「剣の誓約」「まゆ墨の金ちゃん」「御老中毒殺」。
前述した、視点の置所に困らなかったことが好印象を助けていると思う。
●互いに認め合う存在はよく描写されるけど、両者ともに弱く衰えた者として対比されていたのは面白い。大治郎が選んだ、剣客という業の深い商売の影も描かれた、導入としていいエピソードだと思う。
●金ちゃん死んじゃったのは残念だなァ。蝙蝠になることも厭わない、軟派な男が御しきれなかった己の執念。好みだ。チートキャラ・小兵衛の人間臭いトコが見れたのも好き。
●悪名高い老中・田沼氏の内心を描き直してるのは好きだな。潔癖に濁りを毛嫌いしない所が、ともすれば単純な勧善懲悪ものになりそうな全編にブレーキをかけてると思う。
先んじて漫画を読んでいたので脳内で自然と比較してしまったが、 漫画版、遜色ないね。さすがの手腕だと思う。
さて、続きが楽しみである。 いそいそと借りに行こう。
頻繁に使われる「」や改行、チート級でモテモテ主人公。
ご高名はかねがね伺っていた池波正太郎とのファースト・コンタクトの第一印象は、
「これは“ラノベ”だ!」 でした。
挿絵入れて(もちろん三冬さん中心でね!)、ちょっと難しい専門用語には注釈つけて、 今風の装丁にして売り出したら、最近のボーイズ&ガールズにも受け入れられると思う。
若者世代へ時代小説の普及を担う、かもしれない。 閑話休題。
どの世代にも受け入れられる感情移入のし易いガイドキャラクターは不在である。慣れるまでは少し戸惑った。
それで『剣客商売』の面白さが失われたわけではないが、 視点の置所を探しているうちに、喉に小骨が引っかかったよまま終わってしまった印象の話もある。
主人公の小兵衛はいくら若々しいとはいえども、齢50の老人だ。
核家族で育った私からすれば、遠い存在である。「どのような考えで行動するのか、よくわからない存在」なのだなと認識した。
年代が近い三冬さんの内側は、女性ウケしやすいものではなく、
新妻のおはるさんも同様。熱い思慕に身を任せている同性ほど近寄りがたいものはない。
主人公たちの中では大治郎が一番視点の置所としやすいのだが、 残念ながらこの巻では途中で旅に出てしまったため、出番は少なかった。
私とは違う人が読めばまた第一印象も変わるだろう。
恐らくだが、小兵衛に近しければ近しい程面白いのではないだろうか。
「男性向け」という表現は、こういうときに使えばいいのかもしれない。
好きなエピソードは「剣の誓約」「まゆ墨の金ちゃん」「御老中毒殺」。
前述した、視点の置所に困らなかったことが好印象を助けていると思う。
●互いに認め合う存在はよく描写されるけど、両者ともに弱く衰えた者として対比されていたのは面白い。大治郎が選んだ、剣客という業の深い商売の影も描かれた、導入としていいエピソードだと思う。
●金ちゃん死んじゃったのは残念だなァ。蝙蝠になることも厭わない、軟派な男が御しきれなかった己の執念。好みだ。チートキャラ・小兵衛の人間臭いトコが見れたのも好き。
●悪名高い老中・田沼氏の内心を描き直してるのは好きだな。潔癖に濁りを毛嫌いしない所が、ともすれば単純な勧善懲悪ものになりそうな全編にブレーキをかけてると思う。
先んじて漫画を読んでいたので脳内で自然と比較してしまったが、 漫画版、遜色ないね。さすがの手腕だと思う。
さて、続きが楽しみである。 いそいそと借りに行こう。