どこかで拾ってきた、アタリマエなことを、自分なりに考えてみる場所。
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プロフィール
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ゴガツ
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非公開
職業:
家守
自己紹介:
P R
友人・Kに「面白そうだから観ようよ!」と誘われ、
映画「イタリアは呼んでいる」を観てきた。
「イタリアは呼んでいる」公式HP

……デジャヴを覚える書き出しだけどホントのことだから仕方がないね!
本編のストーリーに事細かく触れてはしてないけど、
映画全体の雰囲気や内容について触れているので折りたたみます。
この映画にネタバレもクソもないけど
映画「イタリアは呼んでいる」を観てきた。
「イタリアは呼んでいる」公式HP
……デジャヴを覚える書き出しだけどホントのことだから仕方がないね!
本編のストーリーに事細かく触れてはしてないけど、
映画全体の雰囲気や内容について触れているので折りたたみます。
「美しい海と太陽、5つ星ホテルと絶景レストランをミニクーパーで巡る男二人の珍道中。至福の6日間にグラッツィエ」 =日本語版公式HPより=
この、限りなく嘘はついてないけど重要な本質に触れないキャッチコピー!!
最近よく話題になるけどさ、こういうの止めよう? この映画を本当に求めてる人に届かないから止めよう??
極端だけど、まどマギのキャッチコピー「可愛い魔法少女たちの愛と友情の物語」を例に挙げたら、私が何を言いたいか観てない人にも伝わると思う。
「嗚呼、美しきイタリア。5つ星ホテルと絶景レストラン。
そこを旅するギョーカイ人のオッサンがふたり。
ヨタ話あり、モノマネあり、五泊六日の取材旅行!」
センスの如何はおいといて、これならば本編の内容が端的にわかると思う。
……だいたい察せたと思うけど、この映画の約半分はオッサン。わりとよくいる類の。
素敵なレストランの美味しい料理を前に、あまり食事時にするべきではないジャンルのヨタ話を大声で繰り広げる2人。
その勢いで、とある有名な映画の俳優さんのモノマネをしあう2人。
(しかも称賛からではなく、演技のクセを「面白がって」モノマネしてる。熱狂的なファンがいたら掴みかかられるレベル。
ドライブ中、1人が気持よく歌う女性歌手の歌にもう1人が無粋なツッコミ、いや合いの手を入れる。
外国人特有の整った出で立ちに騙されてはいけない。チラシの中央に立つ二人は決してダンディなオジサンではなく、ただのオッサンだ。
でもあのキャッチコピー、嘘はついていない。
景色は確かに風光明媚なイタリアを映しているし、思ってたより登場回数は少なかったけど、料理も本当に美味しそう。
厨房まで映る。茹でたてパスタに出来たてのソースがとろ~り……嗚呼、思い出しただけでもお腹が減ってくる。パスタがあんなに美味しそうにみえたのは初めて。
その美味しそうな料理を、オッサン2人がフツーの顔して食べてる。
(たまに「うまいな」くらいは言うけど、すぐヨタ話に戻る)
変なオーバーリアクションはしないから、現実味が増して、余計に美味しそうに見えるのかもしれない。
ギョーカイで仕事しているオッサン2人による五泊六日のイタリア旅行に、たまたま透明なカメラマンが同行している、そんなノリで話は進む。
あくまで取材旅行、仕事の一環だから、全てを忘れてイタリアを堪能しているわけでもない。
スカイプで別の場所にいる家族から相談を持ちかけられたり、旅行が終わった後の仕事の話を進めたり、ちゃっかりキレイめなオネーチャンを口説いてみたり。
汗で色が変わったTシャツの背中を隠そうともしない。
そういった意味で、非常にリアルな映画。
「たまたま入った居酒屋でめっちゃオモロいオッサンに会ってさ、めっちゃ楽しかったんだよ~!」と絶賛するか、
「おしゃれなイタリアンレストランに行ったら知らないオッサンのわけわかんないモノマネに延々と付き合わせられて料理の味もろくにわからなかった」と憤慨するか。
どういう感想を抱くかは、「2人のオッサンたちと趣味が合うかどうか」で感想が二分されると思う。
ちなみに私は
「おしゃれなイタリアンへ料理食べに行ったら、なんかよくわからんけど面白いオッサンがいた」くらいのゆる~い感じで。
あ、もちろん観たあとにはイタリアン料理店へ行きました。
“オモロイオッサン”はいなかったけど、めっちゃ美味しかったです。
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